保育士になるためには?資格の取り方から試験内容・合格率まで徹底解説【2026年最新】

「保育士になりたいけれど、何から始めればいいの?」「資格や試験内容が複雑でよくわからない」——そんな疑問を抱えていませんか。保育士になるためには、国家資格である保育士資格の取得が必須です。資格を取る方法は大きく2つあり、試験内容も筆記と実技の2段階に分かれています。

本記事では、保育士を目指すすべての方に向けて解説します。資格の取得ルート、試験科目、合格率、勉強法、そして就職後のキャリアまで網羅しました。社会人やこれから進路を決める学生の方も、ぜひ最後までお読みください。

目次

保育士になるためには国家資格が必要

保育士として働くには「保育士資格」の取得が欠かせません。これは児童福祉法に基づく国家資格です。

児童福祉法第18条の4では、保育士を次のように定義しています。「保育士の登録を受け、専門的知識及び技術をもって児童の保育及び保護者への指導を行う者」。つまり、保育士はただ子どもを預かるだけの仕事ではありません。養護と教育を一体的に担う専門職です。

保育士資格は一度取得すれば生涯有効です。更新の必要がなく、一生使える資格といえます。結婚や出産で一度現場を離れても復職しやすい点が大きな強みです。

保育士資格を取得する2つのルート

保育士資格を取る方法は、次の2つに分かれます。

  • 指定保育士養成施設(大学・短大・専門学校)を卒業する
  • 保育士試験(国家試験)を受験して合格する

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

ルート1:指定保育士養成施設を卒業する

厚生労働大臣が指定する養成施設を卒業すると、試験なしで資格を取得できます。全国に約675か所(令和3年4月時点)の施設があります。

養成施設には以下の種類があります。

  • 4年制大学(保育学科・幼児教育学科など)
  • 短期大学(2年制が主流)
  • 専門学校(2年制または3年制)
  • 通信制大学・短期大学

4年制大学では幼児教育や心理学を深く学べます。幼稚園教諭免許も同時に取得できる課程が多い点も魅力です。

短大や2年制専門学校なら最短2年で資格取得が可能です。早く現場に出たい方に向いています。

通信制の養成施設も存在するため、仕事をしながら学ぶ道もあります。ただし、スクーリング(通学授業)や保育実習への参加は必須です。

養成施設ルートは、確実に資格が取れる安心感が最大のメリットです。座学と保育実習の両方を通じ、実践的な力が身につきます。

ルート2:保育士試験に合格する

養成施設を卒業していなくても、保育士試験に合格すれば資格を取得できます。年2回(前期・後期)実施されるため、チャンスが多い点が特徴です。

受験資格を満たしていれば、保育と無関係の学部出身でも受験可能です。社会人や主婦の方が働きながら取得を目指すケースも増えています。

独学や通信講座を活用して勉強し、合格を目指す方が多くいます。費用を抑えながら資格取得に挑戦できる現実的な方法です。

保育士試験の受験資格を学歴別に解説

保育士試験には受験資格の条件があります。学歴によって要件が異なるため、しっかり確認しましょう。

大学卒・短大卒の場合

大学または短大を卒業していれば、学部や学科を問わず受験資格があります。保育と関係のない文学部や経済学部の出身者でも受験できます。

専門学校卒の場合

学校教育法に基づく専修学校であることが条件です。さらに、修業年限が2年以上の専門課程を卒業している必要があります。

高卒の場合

高卒の方は、卒業時期によって条件が変わります。

卒業時期受験資格
1991年(平成3年)3月31日以前に卒業受験資格あり
1996年(平成8年)3月31日以前に保育科を卒業受験資格あり
上記以降に卒業児童福祉施設での実務経験が必要

上記以降の卒業者は、児童福祉施設で2年以上かつ2,880時間以上の実務経験が求められます。

中卒の場合

中卒の方は、児童福祉施設で5年以上かつ7,200時間以上の実務経験が必要です。ハードルは高いですが、高卒認定試験に合格してから養成施設に通う方法もあります。

大学・短大に在学中の場合

大学に在学中であれば、2年以上在籍し62単位以上を修得済みであれば受験できます。短大の場合は在学中かつ年度中に卒業見込みであることが条件です。

保育士試験の試験内容を科目別に徹底解説

保育士試験は、筆記試験と実技試験の2段階で構成されています。筆記試験に全科目合格した方だけが実技試験に進めます。

筆記試験の概要

筆記試験は8教科9科目で、連続する2日間にわたって実施されます。すべてマークシート方式(択一式)で出題されます。

各科目100点満点中60点以上で合格です。ただし「教育原理」と「社会的養護」はセットで扱われ、各50点満点中30点以上が必要となります。

筆記試験の9科目一覧

科目名配点合格ライン
保育の心理学100点60点以上
保育原理100点60点以上
子ども家庭福祉100点60点以上
社会福祉100点60点以上
教育原理50点30点以上
社会的養護50点30点以上
子どもの保健100点60点以上
子どもの食と栄養100点60点以上
保育実習理論100点60点以上

「教育原理」と「社会的養護」はニコイチ科目と呼ばれています。片方だけ合格しても、もう片方が不合格なら両方とも不合格扱いになります。

各科目の出題内容

「保育原理」は保育所保育指針の内容が中心です。保育の目標や方法、計画と評価について出題されます。

「保育の心理学」では、乳幼児の発達段階が重要テーマです。認知・社会性・言語の発達に関する理論が問われます。

「子ども家庭福祉」は、児童福祉法や子ども・子育て支援制度に関する出題が多い科目です。法改正の動向にも注意が必要です。

「社会福祉」は、社会福祉制度の全体像や相談援助の理論が出題範囲です。受験者から「難しい」と評される科目の一つです。

「教育原理」では、教育基本法や学校教育法などの法令知識が問われます。教育思想や歴史に関する問題も頻出です。

「社会的養護」は、児童養護施設や里親制度に関する知識が中心です。社会的養護の理念と実際の制度が出題されます。

「子どもの保健」は、子どもの疾病や感染症の知識が出題されます。予防接種スケジュールや応急処置も重要範囲です。

「子どもの食と栄養」は、栄養学の基礎と乳幼児の食生活がテーマです。食物アレルギーへの対応も頻出です。

「保育実習理論」は、音楽や造形の基礎知識が含まれます。ピアノの楽譜の読み方や色彩の理論が出題されます。

科目合格制度について

一度合格した科目は、合格した年を含めて3年間有効です。1回の試験で全科目に合格できなくても、次回以降は不合格科目だけを受験すれば問題ありません。

さらに、一定の条件を満たせば合格科目の有効期間を最長5年まで延長できます。長期計画で少しずつ合格を積み重ねる戦略も有効です。

保育士試験の実技試験の内容と対策

筆記試験の全科目に合格すると、実技試験に進みます。3分野のうち2分野を選択して受験します。

音楽に関する技術

課題曲を楽器で伴奏しながら歌う試験です。使用できる楽器はピアノ、ギター、アコーディオンの3種類です。

審査のポイントは「保育士として必要な歌と伴奏の技術」です。芸術的な演奏ではなく、子どもの前で歌える表現力が求められます。

対策としては、課題曲の練習を早めに始めることが大切です。テンポを一定に保ち、明るく元気に歌うことを意識しましょう。

造形に関する技術

試験当日に出題されるテーマに基づいて、色鉛筆で絵を描く試験です。事前にテーマは発表されません。

45分間で保育の一場面を描き上げる必要があります。使用できるのは色鉛筆(12~24色程度)、鉛筆、消しゴムのみです。

保育の場面をイメージし、人物や背景を描く練習を積みましょう。子どもと保育士が楽しく活動する様子を表現することがポイントです。

言語に関する技術

指定された課題から1つを選び、3歳児の前で話す想定で素話(すばなし)を行います。台本や絵本は使えません。

3分間で話をまとめる構成力が問われます。子どもの目線に立ち、わかりやすい言葉で語りかけることが大切です。

試験官の前で緊張する方は、家族や友人の前で練習を重ねましょう。声の大きさやスピード、表情の豊かさも評価対象です。

実技試験の合格基準

各分野50点満点で、2分野とも30点以上(合計60点以上)で合格です。実技試験の合格率は筆記試験より高く、80%以上といわれています。

自分の得意分野を選ぶことが合格への近道です。ピアノが弾けない方は「造形」と「言語」を選ぶケースが多くなっています。

2026年(令和8年)保育士試験の日程

2026年の保育士試験スケジュールは以下のとおりです。

試験区分筆記試験実技試験
前期試験2026年4月18日(土)・19日(日)2026年6月28日(日)
後期試験2026年10月24日(土)・25日(日)2026年12月13日(日)

前期試験の受験申請期間は2026年1月8日から1月28日まででした。後期試験の申請期間は例年6月頃から7月頃に設定されます。

なお、自然災害等で試験が中止になった場合、再試験は実施されません。最新の日程は全国保育士養成協議会の公式サイトで必ず確認しましょう。

保育士試験の合格率と難易度

保育士試験の合格率は、近年20〜30%前後で推移しています。国家資格の中でも難易度は高い部類に入ります。

過去3年間の合格率推移

年度受験者数合格者数合格率
令和6年度(2024年度)58,767人15,475人26.3%
令和5年度(2023年度)66,625人17,955人26.9%
令和4年度(2022年度)79,378人23,758人29.9%

合格率が低い主な理由は、9科目すべてで6割以上の得点が必要な点です。1科目でも基準に達しないと、その回は不合格となります。

一発合格率はさらに低く、約15%というデータもあります。多くの合格者は2〜3回の受験を経て全科目をクリアしています。

難易度が高い科目

受験者から特に難しいとされている科目は以下の3つです。

  • 教育原理(ニコイチ科目のため片方だけ合格できない)
  • 社会的養護(同じくニコイチ科目)
  • 社会福祉(出題範囲が広く、法改正の影響を受けやすい)

これらの科目に重点的な対策を行うことが、合格への鍵となります。

保育士試験に合格するための勉強法

必要な勉強時間の目安

保育士試験の合格に必要な勉強時間は、一般的に100〜180時間とされています。

勉強スタイル1日の学習時間学習期間の目安
じっくり型(社会人向け)約1時間約6か月
標準型約2時間約3〜4か月
短期集中型約3〜4時間約3か月

仕事をしながら学ぶ方は、6か月程度の余裕を持ったスケジュールがおすすめです。

独学で合格を目指す方法

独学で挑戦する場合、テキストと過去問題集を中心に学習を進めます。費用は5,000円〜1万円程度と、最も経済的な方法です。

まずはテキストを1冊通読し、全体像を把握しましょう。その後、科目ごとに要点を整理し、過去問題で理解度を確認します。

過去問題は全国保育士養成協議会のサイトで公開されています。最低でも過去3年分は解いておくと、出題傾向がつかめます。

通信講座を活用する方法

通信講座の受講費用は5万〜10万円程度です。独学に比べると費用はかかりますが、効率的に学べる仕組みが整っています。

教材が体系的にまとまっている点が通信講座の強みです。法改正への対応も迅速で、最新情報を反映した教材が届きます。

添削指導や質問サポートが受けられるため、わからない部分を放置せずに済みます。実技試験対策の教材が付属する講座も多く存在します。

科目別の効率的な対策ポイント

9科目の勉強を効率的に進めるには、関連科目をグループ化する方法が有効です。

「保育原理」と「保育実習理論」は内容が重なる部分が多くあります。セットで学ぶと理解が深まりやすくなります。

「子ども家庭福祉」と「社会福祉」は法律系の科目です。児童福祉法や社会福祉法の条文を中心に押さえましょう。

「教育原理」と「社会的養護」のニコイチ科目は、確実に両方合格する必要があります。どちらか一方に偏らず、バランスよく対策してください。

保育士資格の取得にかかる費用

資格取得までの費用は、選ぶルートによって大きく異なります。

取得ルート費用の目安
4年制大学400万円以上
短期大学(2年制)250万円以上
専門学校(2年制)200万円以上
通信講座+試験受験5万〜10万円+受験料
独学+試験受験5,000円〜1万円+受験料

保育士試験の受験手数料は12,950円です。これに加えて郵送料などの実費がかかります。

養成施設を選ぶ場合は、奨学金制度や修学資金貸付制度の活用も検討しましょう。保育士として一定期間勤務すれば返済が免除される制度もあります。

社会人から保育士を目指す方法

社会人が保育士を目指す場合、最短ルートは保育士試験の一発合格です。受験資格があれば、最短約半年で資格取得が可能です。

働きながら資格を取る3つの方法

1つ目は、独学または通信講座で保育士試験に挑む方法です。通勤時間やスキマ時間を活用して学習を進められます。

2つ目は、通信制の養成施設に入学する方法です。自宅学習が中心ですが、スクーリングや実習への参加が必要です。

3つ目は、夜間部のある養成施設に通う方法です。日中は仕事、夜は通学というスタイルで両立できます。

社会人が保育士試験を受けるメリット

保育士試験は年2回実施されるため、チャンスが豊富です。科目合格制度を活用すれば、無理のないペースで合格を目指せます。

社会人経験はキャリアにおいてプラスになります。保護者対応やコミュニケーション能力は、社会経験が活きる場面です。

近年は保育士不足が深刻なため、異業種からの転職者を積極的に採用する園も増えています。

保育士の就職先と活躍の場

保育士資格を取得すると、保育園以外にもさまざまな職場で働けます。

主な就職先一覧

  • 認可保育所(公立・私立)
  • 認定こども園
  • 小規模保育施設
  • 企業内保育所・院内保育所
  • 児童養護施設
  • 乳児院
  • 学童保育(放課後児童クラブ)
  • 児童発達支援センター
  • 障害児入所施設
  • 子育て支援センター
  • ベビーシッター

認可保育所が最も一般的な就職先です。公立と私立で待遇や働き方が異なるため、比較検討することが重要です。

認定こども園は、保育と教育を一体的に行う施設です。幼稚園教諭免許も持っていると選択肢が広がります。

企業内保育所や院内保育所は、少人数保育が中心です。ゆったりとした環境で働きたい方に人気があります。

保育士の年収と処遇改善の最新動向

保育士の待遇は年々改善が進んでいます。将来性のある職業として注目されています。

保育士の平均年収

厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、保育士の平均年収は約406万円です。内訳は月給約27万円、賞与(ボーナス)約74万円となっています。

年代平均年収の目安
20代300万〜350万円
30代370万〜380万円
40代約390万円
50代約430万円

初任給の平均は月額約22万円(手取り約17万円)です。経験を重ねるにつれて着実に昇給していきます。

処遇改善の最新情報

2026年度には保育士の給与が5.3%追加引き上げされることが決定しました。正社員の平均年収は約407万円まで上昇しています。

国の処遇改善等加算制度により、キャリアアップ研修を修了した保育士には手当が支給されます。月額5,000円〜4万円の上乗せが見込めます。

パート保育士の平均時給も1,370円まで改善されました。保育士の待遇は今後もさらに向上する見通しです。

保育士のキャリアパスと将来性

保育士として経験を積むことで、さまざまなキャリアの道が開けます。

園内でのキャリアアップ

一般保育士からスタートし、経験を積みながら昇格していくのが基本的なキャリアパスです。

職務分野別リーダーは、特定の分野で指導的役割を担います。処遇改善等加算IIの対象となり、月額5,000円の手当が支給されます。

専門リーダーや副主任保育士になると、月額4万円の手当が上乗せされます。園全体の保育の質の向上を担う重要なポジションです。

主任保育士や園長を目指す道もあります。園の運営や職員の育成にも携わるマネジメント職です。

関連資格の取得によるスキルアップ

保育士資格をベースに、関連資格を取得してスキルを広げる方法もあります。

  • 幼稚園教諭免許(認定こども園で必要)
  • 社会福祉士(相談援助の専門家)
  • 保育カウンセラー(保護者支援の専門家)
  • 絵本専門士(読み聞かせの専門家)
  • 食育スペシャリスト(食育指導の専門家)

幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を持つと「保育教諭」として働けます。認定こども園の増加に伴い、両方の資格を持つ人材への需要が高まっています。

保育士の将来性

少子化の影響で子どもの数は減少傾向にあります。しかし、共働き世帯の増加により、保育ニーズは依然として高い状況です。

2024年時点で、全国の待機児童数は完全にゼロにはなっていません。特に都市部では保育士不足が続いています。

政府は保育士の処遇改善を重点政策に掲げています。給与の引き上げや働き方改革の推進により、保育士の労働環境は着実に改善されつつあります。

保育士になるためによくある質問

Q. 保育士と幼稚園教諭の違いは?

保育士は児童福祉法に基づく国家資格です。対象は0歳〜18歳未満の児童です。一方、幼稚園教諭は教育職員免許法に基づく教員免許で、対象は満3歳〜就学前の幼児に限られます。

保育士は保育所や児童福祉施設で働きます。幼稚園教諭は幼稚園で教育を行います。認定こども園では両方の資格が求められるケースが増えています。

Q. 男性でも保育士になれる?

もちろん、男性も保育士になれます。近年は男性保育士の数が増加傾向にあります。子どもの発達にとって、男性保育士の存在は多様な関わりを提供する意味で重要です。

Q. 保育士試験は何回でも受けられる?

受験回数に制限はありません。科目合格制度があるため、何度でも挑戦できます。ただし、合格科目の有効期限(原則3年)には注意が必要です。

Q. ピアノが弾けないと保育士になれない?

ピアノが弾けなくても保育士にはなれます。実技試験では「造形」と「言語」を選択すれば、ピアノは不要です。就職後も、ピアノ以外の方法で音楽活動を行う園はあります。

Q. 保育士資格に有効期限はある?

保育士資格に有効期限はありません。一度取得すれば生涯有効です。幼稚園教諭免許には10年ごとの更新が必要ですが、保育士資格にはこのような制度はありません。

Q. 通信講座だけで合格できる?

通信講座は合格実績が豊富で、十分に合格を狙えます。教材が体系的に整理されているため、効率的に学べます。ただし、計画的に学習を進める自己管理力は必要です。

保育士資格の取得から就職までのステップ

保育士になるためには、資格取得から就職まで段階的に進める必要があります。ここでは全体の流れを整理します。

ステップ1:取得ルートを決める

まず、養成施設に通うか、試験で取得するかを決めましょう。現在の年齢、学歴、経済状況、時間的余裕を総合的に考えて判断してください。

高校生であれば養成施設への進学が王道です。社会人であれば試験での取得が現実的な選択肢になります。

ステップ2:学習・受験の準備を進める

養成施設ルートなら、入学試験の対策を行いましょう。試験ルートなら受験資格の確認と、勉強計画の策定が第一歩です。

試験ルートの場合、まず受験申請の手続きを行います。申請期間を逃すと次回まで待つ必要があるため、スケジュール管理が重要です。

ステップ3:資格を取得し保育士登録を行う

養成施設の卒業または試験合格後、都道府県知事に保育士登録の申請を行います。保育士証(登録証明書)が交付されて初めて、保育士として名乗れます。

登録手数料は4,200円で、登録事務処理センターに申請します。交付までに約2か月かかるため、早めの申請をおすすめします。

ステップ4:就職活動を行う

保育士の求人は年間を通じて豊富です。特に4月入職を目指すなら、前年の秋頃から就職活動を始めましょう。

求人サイトやハローワーク、保育士専門の人材紹介サービスを活用できます。施設見学を行い、自分に合った園を見つけることが大切です。

保育士を目指すあなたへ——資格取得は未来への第一歩

保育士になるためには、指定養成施設の卒業または保育士試験の合格が必要です。試験内容は筆記9科目と実技2分野で構成され、合格率は約26%と決して簡単ではありません。しかし、科目合格制度を活用すれば、着実に合格に近づくことができます。

保育士資格は一生涯有効な国家資格です。取得すれば保育所だけでなく、さまざまな児童福祉施設で活躍できます。処遇改善も進み、将来性のある職業として社会的な評価も高まっています。

子どもの成長を支える保育士は、社会に欠かせない存在です。この記事の情報を参考に、ぜひ保育士への第一歩を踏み出してください。

保育士になるためには、以下のような方法があります。

保育士養成の根幹カリキュラムを学ぶ

まずは、保育士になるための学校に入学し、保育士養成の根幹カリキュラムを学びます。
保育士養成校には、大学、短期大学、専門学校、高等専修学校などがあります。

学校によって、学ぶ内容や学費、期間、授業方法などが異なるため、自分に合った学校を選ぶことが大切です。

実践的な技術を身につけるための実習を行う

学校での講義の他に、実習が重要なポイントです。
保育士に必要な実践的な技術は、実際に現場で経験することで身につけることができます。

学校で指導される学習内容を実践し、保育園や幼稚園、託児所などでの実習を通じて、保育士としての実践的な技術を身につけます。

必要な資格を取得する

保育士になるには、必要な資格があります。
国家資格である「保育士資格」を持っていることが必要です。

資格を取得するための試験は、年に2回実施されています。
試験合格後、保育士としての任命を受けることができます。

継続的な学びを行う

保育士になった後も、常に学び続けることが重要です。

幼児教育や療育、心理学、健康管理など保育に関するさまざまな知識や技術を継続的に学び、保育士として成長していくことが必要です。

以上のように、保育士になるためには、専門学校や大学で学び、実習を通じて必要な実践技術を身につけ、国家資格である「保育士資格」を取得する必要があります。

また、保育士として活躍するために必要な知識や技術を継続的に学び、成長していくことも重要です。

保育士試験の内容は、国家試験と地方試験に分かれています。

国家試験

国家試験は、文部科学省が実施し、全国の数カ所で同時に試験が行われます。
主な内容は以下の通りです。

1.認知・言語発達の観察力と理解力
2.身体的発達の観察力と理解力
3.社会性(人間関係・生活習慣等)の観察力と理解力
4.心理面(自我・感情)の観察力と理解力
5.教育方法・保育指導論等の知識

また、上記に加えて面接試験や実技試験も行われます。

地方試験

地方試験は、都道府県ごとに試験が実施されます。
試験内容は、国家試験にほぼ準じていますが、試験範囲や問題形式は都道府県によって異なります。

尚、保育士試験の内容は、過去の試験問題を参考にするか、各都道府県教育委員会のサイトから詳細な情報を確認することをおすすめします。

保育士の実技試験

保育士の実技試験は、国家試験において必須の試験の一つで、保育士として必要な実践的なスキルや能力を評価するために行われます。

主に以下のような内容が含まれます。

1.グループ保育

複数の子どもたちを保育する実技です。
審査員が子どもたちを演じて、実際の保育のように子どもたちと触れ合いながら、コミュニケーションを取るスキルや子どもたちが安全かつ快適に過ごせる環境を作るスキルなどが評価されます。

2.応急処置

保育施設では、子どもたちが急病にかかったり、ケガをしたりすることがあります。その時に必要な緊急時の対応スキルが実技試験で評価されます。

3.食事支援

食事をする子どもたちを補助しながら、適切な食事時間の確保や手洗いなどの衛生管理、または食事に必要なスキル(ムースや裏ごし、切り方など)が実技試験で評価されます。

4.着替えの支援

子どもが着替える際に必要なサポートや、必要な服装のチェックなどが実技試験で評価されます。

5.子育て支援

実際に保護者と面談をする場面や、子育てに必要な情報提供、およびヒアリングに必要なスキルが実技試験で評価されます。

試験の具体的な内容は、都道府県によって異なる場合があるので注意が必要です。

また、試験に合格するためには、実際に保育現場で働いている方が得意とするスキルをしっかりと把握しておくことが重要です。

子育て支援員の資格

子育て支援員の資格は、保育士や幼稚園教諭に続く子育て支援の専門職として位置づけられています。
子育て支援員として働くためには、以下の手順を踏んで資格を取得する必要があります。

1.基本的な要件を満たすこと

子育て支援員の基本的な要件として、次の2つを満たす必要があります。
・高等学校卒業以上であること。
・家庭教育、児童福祉、保育、教育、看護、医療などを学んだ経験があること。

2.指定講習を受講する

子育て支援員を目指す場合は、指定講習を受講する必要があります。
指定講習では、子育て支援の基礎知識や実務スキル、コミュニケーションスキルなどが学べます。

指定講習は、都道府県から指定された講習機関で受講することができます。

3.講習修了後に資格試験を受験する

指定講習を修了した後に、資格試験に合格する必要があります。資格試験では、子育て支援に関する基礎知識やスキルが試されます。

試験には筆記試験と口頭試問があり、それぞれ30分程度の時間が設けられています。試験に受かると、子育て支援員の資格を取得することができます。

4.子育て支援員のスキルを磨く

資格を取得した後も、子育て支援員のスキルを磨いていくことが大切です。
保育士や幼稚園教諭と同様に、継続的な学習が求められます。

資格取得後には、研修会や勉強会に参加し、専門的な知識やスキルを磨くようにしましょう。

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