面積・配置・園児シミュレーター【企業主導型保育園】
企業主導型保育園 面積・配置シミュレーター 説明書
ツールの概要
本ツールは、企業主導型保育園の運営者・管理者の方が、保育室の面積と在園児の人数を入力するだけで、面積基準の充足状況、必要な保育従事者数、そしてあと何人・どの年齢の子どもを受け入れられるかを全パターン自動算出するシミュレーターです。
スマートフォン・タブレット・パソコンいずれからでも利用でき、インターネット環境があればブラウザだけで動作します。ファイルを保存すればオフラインでも使用可能です。
こんな場面で使えます
新規の入園希望があったとき—現在の在園児構成と面積から、その年齢の子どもをあと何人受け入れられるか即座に確認できます。
年度切り替えの定員計画時—各年齢の定員配分をどうすれば面積基準を満たしつつ最大限受け入れられるか、パターン一覧から最適な構成を選べます。
監査・行政提出資料の作成時—面積使用率や必要保育士数を含む結果を印刷・保存できるため、根拠資料として活用できます。
施設の新設・改修の検討時—確保できる面積に対して何人まで受け入れ可能かをシミュレーションし、設計段階の判断材料にできます。
適用している基準
面積基準
本ツールでは、企業主導型保育事業の設置基準に基づき、以下の一人当たり必要面積で計算しています。
| 年齢 | 使用する部屋 | 必要面積 |
|---|---|---|
| 0歳児 | 乳児室・ほふく室 | 3.3㎡/人 |
| 1歳児 | 乳児室・ほふく室 | 3.3㎡/人 |
| 2歳児 | 保育室・遊戯室 | 1.98㎡/人 |
| 3歳児 | 保育室・遊戯室 | 1.98㎡/人 |
| 4歳児 | 保育室・遊戯室 | 1.98㎡/人 |
| 5歳児 | 保育室・遊戯室 | 1.98㎡/人 |
0歳児の面積基準には「乳児室1.65㎡/人」と「ほふく室3.3㎡/人」がありますが、本ツールではほふく室の基準である3.3㎡/人を採用しています。これは多くの自治体・監査で「ほふく室基準を満たすこと」が求められるためです。
保育従事者の配置基準
| 年齢 | 児童:職員 |
|---|---|
| 0歳児 | 3人につき1人 |
| 1・2歳児 | 6人につき1人 |
| 3歳児 | 20人につき1人 |
| 4・5歳児 | 30人につき1人 |
上記の年齢別必要人数の合計に+1名を加えた数が必要保育従事者数です。ただし、在園児がいる場合は常時最低2名を配置しなければなりません。また、保育従事者の半数以上は保育士資格を有する必要があります。
使い方(ステップ順)
ステップ1:定員区分を選択
画面上部の「19名以下(小規模型)」または「20名以上(標準型)」をタップして、施設の定員区分を選択してください。面積基準自体は同一ですが、施設に必要な設備(医務室の有無など)が区分によって異なるため、区分の確認として設けています。
ステップ2:保育室の面積を入力
「乳児室・ほふく室」と「保育室・遊戯室」の面積をそれぞれ㎡単位で入力してください。小数点第1位まで入力できます。どちらか片方だけの入力でも計算可能です(入力がない部屋の年齢は0人として扱われます)。
ステップ3:現在の在園児数を入力
0歳から5歳まで、各年齢の現在の在園児数を入力してください。初期値は全て0人です。まだ開園前で在園児がいない場合は0人のまま計算すると、その面積で受け入れられる全パターンが表示されます。
ステップ4:シミュレーション実行
「シミュレーション実行」ボタンをタップすると、即座に結果が表示されます。
結果画面の見方
判定バナー
画面上部に、現在の在園児数で面積基準を満たしているかどうかが緑色(✅適合)または赤色(⚠️超過)で表示されます。
面積使用状況
各部屋について、使用面積・総面積・使用率がプログレスバーで視覚的に表示されます。バーの色は使用率に応じて変化します。
| 色 | 使用率 |
|---|---|
| 緑 | 85%以下(余裕あり) |
| 黄 | 86〜100%(残りわずか) |
| 赤 | 100%超(基準超過) |
バーの下には「0歳○人+1歳○人=○人×3.3㎡」のように計算の内訳と残り面積が表示されます。
必要職員数
現在の在園児構成に対して必要な保育従事者の総数と、そのうち保育士資格が必要な人数が大きな数字で表示されます。その下に年齢別の計算式が内訳として表示されるため、算出根拠を確認できます。
追加受入可能人数
残り面積から、0〜1歳児と2歳児以上それぞれ最大で何人追加できるかが表示されます。これは各部屋の残り面積を一人当たり必要面積で割った値です。
受入可能パターン一覧
面積基準を満たすすべての年齢構成パターンが一覧表で表示されます。各パターンには以下の情報が含まれます。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| 0歳〜5歳 | 各年齢の人数。現在から増える場合は青色で(+n)と表示 |
| 合計 | 全年齢の合計人数 |
| 必要職員 | そのパターンでの必要保育従事者数 |
| うち保育士 | 必要な保育士資格者の最低人数 |
| 乳児室使用率 | 乳児室・ほふく室の面積使用率(%) |
| 保育室使用率 | 保育室・遊戯室の面積使用率(%) |
★現在のマークが付いた行は、入力した現在の在園児構成を示しています。
フィルター機能
パターン一覧の上部にあるフィルターボタンで表示を絞り込めます。
| フィルター | 内容 |
|---|---|
| すべて | 全パターンを表示 |
| 0-1歳追加 | 0〜1歳児を追加するパターンのみ |
| 2歳以上追加 | 2歳以上を追加するパターンのみ |
| 最大人数 | 合計人数が最大となるパターンのみ |
印刷・保存・コピー機能
計算結果が表示されると、3つのアクションボタンが表示されます。
印刷—ブラウザの印刷機能が起動します。入力フォームやボタンは自動的に非表示となり、結果部分のみが整形出力されます。出力日時・面積条件・定員区分が自動で印字されるため、そのまま提出資料や記録として使用できます。
保存—計算結果を含むファイルがダウンロードされます。このファイルはブラウザで開くだけで閲覧でき、インターネット接続は不要です。ファイル名には日時が自動付与されます。
コピー—施設条件・在園児数・必要職員数・最大受入人数などの要約テキストがクリップボードにコピーされます。メールやチャットへの貼り付けに便利です。
計算ロジックの詳細
面積判定
各部屋について以下の計算を行い、使用面積が総面積を超えないかを判定します。
乳児室使用面積=(0歳児数+1歳児数)×3.3㎡
保育室使用面積=(2歳児数+3歳児数+4歳児数+5歳児数)×1.98㎡
保育従事者数の計算
各年齢の児童数を配置基準の人数で割り、小数点以下を切り上げて年齢別の必要人数を求めます。
0歳の必要人数=⌈0歳児数÷3⌉
1歳の必要人数=⌈1歳児数÷6⌉
2歳の必要人数=⌈2歳児数÷6⌉
3歳の必要人数=⌈3歳児数÷20⌉
4歳の必要人数=⌈4歳児数÷30⌉
5歳の必要人数=⌈5歳児数÷30⌉
保育従事者数=MAX(上記合計+1,2)
必要保育士数=⌈保育従事者数÷2⌉
パターン生成
現在の在園児構成を起点に、各部屋の残り面積内で追加可能なすべての年齢別人数の組合せを列挙します。計算量が膨大になる場合は、合計人数の多い上位500パターンに自動的に絞り込まれます。
本ツールは国の基準に基づいて計算しております。
